「離婚後共同親権を考える」講演会を開催します

2022.12.25

お知らせ

2023年1月22日日曜日、サンフォルテで「離婚後共同親権を考える」講演会を開催します。講師は、憲法学者の木村草太さんです。


現在、法制審議会家族法制部会は「家族法制の見直しに関する中間試案」を取りまとめ、これに対するパブリックコメントの募集が行われています。この試案では、離婚後に共同親権を義務化する案が示されており、その根拠として「養育費の確保」「面会交流の実施」の必要性が主張されています。しかし、これらは現行の単独親権でも十分実施可能であり、共同親権にしなければ行えないものではありません。


一方、共同親権が導入されることによるデメリットは甚大です。すでに離婚が成立した人にも、子どもの居所、医療、教育、財産管理、宗教など重要事項を決める際、別居親の同意が必要になり、葛藤のある話し合いが強制されたり、家庭裁判所に判断を求めなければならなくなったりします。


木村先生には、共同親権制度が何をもたらすのかお話しいただきます。ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。お申し込みをお待ちしています。