お知らせ

3月13日日曜日、2日目の「離婚前後の親支援講座」を開催しました。この日は、精神科医の明橋大二先生にお越しいただき、「離婚が子どもに与える影響」についてお話しいただきました。また、「シングルマザー当時者の体験談」では、木村さんにお話しいただきました。

明橋先生は、たくさんの事例をあげながら、自己肯定感の大切さを話されました。「自己肯定感は、大人からの日々の世話や関わりによって誕生から３歳頃まで育てられるが、手遅れはない。何歳からでも、もう一度土台から育て直せばよい」と、子育ては何度もやり直しがきくことを伝えてくださいました。そして、「親自身のケアすることに罪悪感を持たなくてよい　親がセルフケアすることで、子のケアができる」と、親がまず自分を大切にするように話されました。参加者からは、「すごく勉強になり、また考えさせられました。また、明日から頑張れそうです。子どもに、『産まれてきてくれてありがとう』と、帰ってすぐ伝えました」と感謝のコメントが届きました。

そして、当事者の話では木村さんから、養育費・面会交流・就労についてお話しいただきました。「ゆるく計画を立てること、計画どおりでなくてもよいと考えることがコツ」という木村さんの前向きな姿に、参加者からは「体験談は何よりも具体的で、共感することが多く勇気を与えてもらいました。ご本人の前向きな姿勢、ネガティブな気持ちを上手くポジティブに変えていく力強さ、将来の計画的な人生設計など、どれも見習うべきことがたくさんありました」と、感想をいただきました。

2日間にわたって開催した講座ですが、講師のみなさまのおかげで参加者の皆さんに貴重な情報をお届けしただけでなく、気持ちに余裕をもってもらえたようです。心よりお礼申し上げます。